せどり屋の夫婦~せどりで家族3人食べてます~

大吉と小夏のせどり夫婦です。ある地方都市でせどりを始めて7年目。かなり自由に暮らしてます。

ビームせどり全盛に思うこと

旦那の大吉です。

ご存じの方も多いと思うが、ビームせどりとは、端末でISBNを読みとると、スマホにデータが表示されるというシステム。最近では音声で案内してくれるものもあるとか。大量の書籍等を素早くチェックするのに適したせどり方式である。自分の周囲のせどらーもほとんどがビームせどりを実践しているので、全国的に見たら、大部分のせどらーがビームせどらーなのだと思う。

 

確かに便利だとは思うが、自分はビームせどりはやらないと決めている。

 

なぜか?

それは、初期投資がけっこうかかるという財政的な要因もあるが、大袈裟に言えば、自分のせどり美学に反するからだ。

本棚の隅から隅まで我が物顔で全頭検査をしている姿は美しくない。しかも、一般のお客さんの迷惑になる。実際、ブックオフのスタッフにビームせどらーに対してクレームをつけている現場を見たこともあるし、ビームせどりを禁止している店舗も多いと聞いた。いくら商売とはいえ、他人、ひいてはその店に迷惑をかけるのはいかがなものかと思う。せどらーへの偏見というかマイナスイメージを強め、結果的に自分の首を絞めることになる。

それに、せどりが極めて単調で機械的な作業になってしまって、掘り出し物を見つける喜び(それが自分の大きなモチベーションでもある)という、クリエイティブな感情を抱くことはないと思う。

だから、自分はビームせどりには手を出さない。あくまで、本やメディアのタイトルを見て、これは!と思うものしかチェックしない。ビームせどらーが全頭検査している棚で、自分がいくつもせどることも多いので、ある意味、ビームせどりは非効率だと自分としては思っている。

まあ、どんなやり方をするかはせどらー個々の自由ではあるので、自分としてはビームせどりに負けないよう、目利き力を向上させていこうと思っている。